生地の種類
■カットソー生地
カットソー生地は伸縮性があり、頑健性を求められるバッグには向いていない素材ですが、生地にビニールの裏張りを施すことで伸縮性を抑えた丈夫な生地に加工しています。この加工は弊社提携工場の独自技術によるものです。
これまでバッグにあまり使われてこなかった生地を使うことで、ファッション性と実用性を兼ね備えた新しいバッグが誕生します。
■64(ロクヨン)クロス
ヨコ糸にコットンを60%、タテ糸に高密度のナイロンを40%の比率で、格子状に編み込んだ布地。「60対40の黄金比」と呼ばれ、コットン100%より軽くゴワつかず、ナイロン100%より摩擦に強いという優れモノだ。そのワケは、コットンに因るところが大きい。なぜなら、多湿時にはコットンが湿気を吸収し、生地が膨らんで全体の密度を高めるので、防水と防風の効果を発揮する。逆に乾燥時にはコットンが収縮し、衣服内の湿気を適度に放出するので、湿度を快適に保つことができる。独特の光沢とソフトな着心地で、マウンテンパーカなどに取り入れられている。■リップストップ素材
リップは「裂ける」という意味で、それを「ストップ」させることから、引き裂きに強い織物のこと。太い糸などを格子状に織り込んだ布地で、万が一裂けても、その糸がストッパーになってさらなる進行を防いでくれる。最も一般的なのが、ナイロンで作られる「リップストップ・ナイロン」で、ダウンジャケットやスポーツウエア、バッグなどに使われている。■ヒッコリー素材
デニムの一種。厚手の綾織り生地でつくられ、カバーオールやペインターパンツなどのワークウエアで使われている。青と白の“ヒッコリーストライプ”が基本だが、これは汚れを目立たなくするための工夫のひとつ。極細のストライプはピンヒッコリーという。■パラフィン素材
従来テントやトラックの帆などに使われている防水加工のひとつであり、基本組成はロウソクと同じです。使いこむとキャッチシワ(ハッカ)で出てきます。ナイロンができる前のアウトドアの主流。
昨今のオールドアウトドアブームで上昇中の素材。JA-0690他で使用。
中国産では、やりづらい加工です。
【 JA-0636 / JA-0764 】
■ユーズドヨットセイル
大型ヨットのセイルをリメイクしています。 ウインズでは、定番として展開しているため、セイル工場と直接取引しています。 大きなセイルは、常に裁断前に社内で荒裁ちをしてから、裁断所に送っています。■ターポリン
本来は旗や養生シートに使われる、塩化ビニールで作られた素材。昨今のメッセンジャーブームで人気が過熱。ウインズでは最も厚いタイプを使用しています。ヒット作JB-0344。
2009年秋より新しい見え方のターポリンを採用しています。
■ヘンプ素材
アサ科の1年草で、その茎から採った繊維がヘンプ。素朴でナチュラルな風合いに富み、吸水・吸湿性に優れているのが特徴だ。栽培に多くの化学肥料や化学的な農薬を使用するコットンに比べ、ヘンプは気候の変化に強く、農薬を一切使わずに栽培が可能。環境意識の高まりから、エコロジー繊維として注目されている。生産量は世界の繊維の1%にすぎず、国内で流通しているヘンプ製品のほとんどは、中国やヨーロッパなどから輸入されたもの。■コーデュラ
コーデュラは耐久性に優れたファブリックに対するインビスタ社の登録商標です。そのファブリックにはインビスタが特許を取得している繊維ファイバーが使用されており、その他のファイバーと組み合わせることができます。コーデュラは高機能の衣服、用具、ワークウェアに使われる「丈夫な素材」です。そして、現在ではさらに耐久性が必要とされる衣服や用具から日常着にいたるまで様々な製品に使用されています。コーデュラは他のファブリックより耐久性に優れていることが試験の結果、証明されています。摩耗、引き裂き、すり切れに強く、高機能ファブリックに求められる特性を備えています。どのような活動をする場合であろうと、コーデュラの丈夫さを活かすことができるのです。【 JA-0890 】
■グレンチェック柄
小さな格子が集まって大きな格子を描き出したもので、千鳥格子とヘアラインストライプ(髪の毛のように細い線)を組み合わせた柄。ウール地のスーツに使われることが多いが、コートやハンティングキャップにも用いられるオーソドックスなパターンだ。■ブラックウォッチ柄
タータンチェックの一種で、黒に近い濃紺と深い緑に黒のラインが入った太い格子柄が基本。ブラックは「暗闇」、ウォッチは「見張りをする」の意。暗闇でも目立たなく、スコットランドの門番の制服に採用され、こう呼ばれるようになった。■マドラスチェック柄
インドのマドラス地方発祥のチェック柄。黄色やオレンジ、緑などの鮮やかな色合いが特徴。水洗いによる色落ちや、にじみによる独特な風合いをかもしだす。主にシャツやジャケット、ショーツなどに用いられる。染めの種類
製品染めはまずビーカー。(一枚ずつ色だし)→その後量産。製品染め単価は製品の重さに比例します。
量産は、いろぶれもあり,かなり気を使う作業です。
■染料染め
色素が繊維の内部に入り込むことで染色します。 染料は、水または溶剤に溶解する性質があり、それを利用して、繊維と結合して染まります。 そのため、結合の様式や親和力は染料により相違し、染色できる繊維の種類も限定されます。色落ちが少なくなります。■反応染め
ドイツで考案された染料染めの一種で、反応性染料を用います。アルカリ性の反応液を併用し、布上で化学反応を起こすことで色が固着します。
生地の風合いを残したまま染色することが可能で、堅牢度が高く、色落ちが少ないのが特徴です。
■顔料染め
繊維の内部に入り込まず、表面に顔料(ピグメント)がのることで着色します。繊維に対する親和性を持たず、水にも溶剤にも溶解しない顔料は、接着剤や熱によって繊維に固着させます。 繊維との直接親和性がないから、均一に着色することが可能です。繊維表面に顔料がのっているので、洗濯や日光には、比較的強い特徴がありますが、その反面、摩擦に弱く、接着剤は耐溶剤性が乏しいのでパークロルエチレンでは容易に脱落し、石油系でも次第に脱落し退色します。色落ちがあります。
加工の種類
■反応染め
ドイツで考案された染料染めの一種で、反応性染料を用います。アルカリ性の反応液を併用し、布上で化学反応を起こすことで色が固着します。
生地の風合いを残したまま染色することが可能で、堅牢度が高く、色落ちが少ないのが特徴です。
■汚れヒッコリー加工
ウインズ独自の加工で、偶然に出来た加工です。生地表面に油っぽい汚れを付着させています。JT-0052での加工です。
すべての素材で展開は出来ず、指定生地メーカーのヒッコリーで、ブラックカラーしか汚れが出てこなく、乾燥も天日のみに限られます。
ファスナーの種類
ファスナーには大きく分けて次の3つの種類があります。
エレメントが金属でできている金属ファスナー。ウインズの本革商品のジップはすべて金属ジップを使っています。特に直線でない場所に金属ジップを使う場合はYKKは必須です。
エレメントがコイル状の樹脂でできている樹脂ファスナー(コイルジップ)
樹脂製のエレメントがテープに射出成型された“ビスロン”ファスナー (キャタピラのような形状です)
ファスナーの種類・大きさ
種類によって展開していないサイズもありますが、基本的には#3 #4 #5 #8 #10
(ファスナーのスライダー部分の内側に小さな文字でサイズが刻印されています)
ウインズでよく使用するファスナーは10番ファスナー。
一番おおきなファスナーになります。JB-0397、JB-0427などが代表的です。アパレルではバッグ関係が一番使う大きさだと思います。
金具の種類・色
ウインズでは本革の商品の金具にはすべて下記+変色止め加工をした金具を使用しています。(革に金具を使用すると、一年くらい使うと金具が変色します。)
■ニッケル
シルバー色(基本となるベース色)。■アンティックシルバー
ニッケル金具につや消しのコーティングをしたもの。■クロニッケル
クロでつやのあるタイプ。金具の染では一番金額が高い加工。■クロダール
クロでつやのないタイプ。■ゴールド
金色で、ツヤがある色。■アンティックゴールド
ゴールド色で、つや消し加工をした色。少し黒っぽく見えるのが特徴。■ビープラ
ゴールド色ですが、くすみがあり、シンチュウ色に見えます。テープの種類
■ナイロンテープ
ナイロン100%で織ったテープ。さまざまな織り方があります。厚さが厚くなる事で単価もUPします。
バッグでよく使う巾は、25mm、30mm、38mm、50mm。(ブラックのみ70mmがある会社もあります。)
規格外の巾は別注になります。
カラーは40色くらいあります。
■ボンネル(綿)テープ
綿100%で織ったテープ。こちらもさまざまな織り方があります。ナイロン同様、厚さが厚くなる事で単価もUP。
巾は20mm、25mm、30mm、38mm、50mm。
ウインズでは国内の規格の中で一番厚い石目織りのテープを使用しています。(呼び方はテープ会社によって違います)